幼保一元化の動き

 

最近、幼保一元化の必要性が多く言われるようになってきました。
それはどういうことなのかと言うと

「子どもを保育する保育園」「子どもを教育する幼稚園」
このそれぞれの目的の機能を統合して1つの施設にしようという考えです。

 

働くお母さんが増え、長い時間子どもを見てもらいたいという保護者が増え
幼稚園でも保育所と同じように「延長保育」する園が増えてきたからです。

幼保一元化がもし実現したら、
保育所の入所を待つ待機児童をなくすことができるかも知れません。

 

また、最近では幼稚園教諭と保育士資格の両方の資格を持っている人も
増えてきています。

幼保一元化による、幼稚園と保育園との統合は
「保育」と「教育」両方の機能を取り込んだ新しい形態として
今、最も注目されています。

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保育士になった理由

私が保育士になる理由・きっかけは、幼稚園の頃、泣き虫だった私に
いつも優しく接してくれた担任の先生の影響が一番大きいのかも知れません。

 

現に、幼稚園の卒園アルバムの夢の欄に
「大きくなったら ようちえんのせんせいになりたい」
そう書いてありましたから。

 

けれど私がその夢をそのまま真っ直ぐ突き進んだわけではありません。

小さい子どもが好きなのはずっと変わりませんでしたが、
大学進学を考える頃になると教師をしていた母の後ろ姿をずっと見てきた私は、
畑は違えど、やりがいのある仕事である反面、その母の大変さをよく知っていました。

 

「子どもが好きだというだけで自分はできるのか?」

そう思いました。
保育科のない短大へとあえて進みながら、保育士になる夢をあきらめ
卒業後は普通の一般会社への就職となるだろうと・・そう思っていました。

しかし、たまたま始めたベビーシッターのバイトが私を保育士へと
再び導いたのです。

忙しいお母さんのために保育園に子どもを迎えに行って帰ってくるまで
ご飯やお風呂に入れて待つ・・。
保育園とはまた違う仕事でしたが私の中で

「やっぱり子どもが好き!子どもの笑顔がみたい!」という思いが起きました。

 

「保育園に迎えに行くのではなく、保育士として勤めたい!」

その思いから、私は短大卒業後、保育士資格の取れる専門学校に
2年間通い私立保育園の資格を取ると共に、国家試験も受講しました。

残念なことに、公立の職員には空きがなくそこから5年ほど私立保育園に
勤めることになるのですが、私立、公立と性格の違う園に勤められ
それぞれの良いところ、悪い所を知れたのは私にとって
とても大きな財産になりました。少し遠回りしたかも知れませんが。

 

けれど、悩んで悩んでやっと子どもの頃見た夢にたどり着けました。

私の経験がもし少しでもこれから保育士になろうとしている
あなたの役に立てるなら本当に嬉しいです。

最後までお読みいただき有難うございます!^^

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保育士をやるメリットって?

長く保育士の仕事をやってきて、他の仕事にはない保育士ならではの
メリットをご紹介しますね。

 

「よかったなぁ~、なんだか得したなぁ~」と感じたことは
1年間を通して行われる行事〔イベント〕が
季節の移り変わりを他のどの仕事よりも身近に感じ、
触れ、楽しむことができるということです。

 

桜が咲く頃は出会いの季節である4月の入園式から始まり
鯉のぼり、母の日、父の日・・・と仕事をする上で
その四季の移ろいを園児とともに過ごす事ができます。

そして、6月10日の「時の記念日」というのは
私は園に勤めるようになって初めて知りました。

紙皿を使って時計を作って持って帰ったり
子どもの頃、家で家族とした時の気持ちを思い出し、楽しむことができるのは
他の職業ではなかなかないと思います。

 

忙しい日々の生活の中でもゆったりと季節を感じられるのは、
とても嬉しいことです。

これが、保育士としての1つのメリットではないかと
私は思います。

 

そして、保育士は、保育士以外の職業にも度々変身することができる
凄い職業なんですよ!

遠足や動物園などの園外保育の時は、バスガイドとなって一日子どもたちが
安心して、そして楽しめるように案内します。

特に夏祭りの時は、保育士もテキ屋に大変身です。
朝から金魚の卸売り業者に出向き≪金魚すくい≫に使う金魚を買いに行って
そのまま電車に乗る!

園に着いたら、≪ヨーヨーすくい≫の風船を膨らませたり・・・その日は
まるで出店の人です。そんな経験なかなかできませんよね。

運動会になると前日からテント張りやグランドの整備をし、当日は
運動会という大イベントを成功させようと奮闘するイベンテーターです。

 

私はその保育士の仕事を≪なんでも屋だ≫と表現しています。

子ども達のお母さん、お父さん代わりとなったり、時にはお姉さんだったり・・
そして、ついにはサンタクロースにまでなっちゃうんですから・・。

 

保育士の仕事には他の職業では経験できない体験がいっぱいです。
たった一つの職業でこれほどバラエティーのある変化を楽しめるのが
保育士の大きなメリット、何よりも得なこと、だと私は思います。

お父さんお母さんから子どもを預かって見るだけ・・なんてとんでもない!
保育士の仕事は、大変であるとともに沢山の素敵があります。

そして、子ども達のとびっきりな笑顔も
保育士としてのメリットですね。

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保育士としての心構え

保育士の資格を取り、晴れて就職が決まったら
そこからアナタは、一人前の一人の保育士として
保護者からも園児からも見られます。

新任だから・・なんて、子ども達には関係ありません。
子ども達にとっては新任だろうとベテランだろうと頼るべき先生です。
私も、新任として初日を迎えた時は、今まで言い馴れない
子ども達や保護者から「~先生」と呼ばれるたび、なんだか
こっ恥ずかしく、おそれおおい・・そんな気持ちでしたから。

これからの園生活に不安な気持ちをそこはグッ!と抑えて
嘘でも堂々と毅然とした態度で接してください。

不安なのは、子ども達を預ける保護者や子どもたちだって同じです。
担任の先生が不安だと、保護者は

「こんな頼りない先生に大事な子どもを預けて大丈夫かしら?」

と、不安になります。

最近では特に昔と比べて神経質な親が増えている傾向にあります。
その背景には一人っ子が多くなったことと、もう一つは

環境の変化の影響なのか、食物アレルギーを持つ子どもがここ数年
急激に増え、普段の生活の中でも異常なほど子ども達の食べものに
気を配らなくては命にかかわるようになってきたからです。

私の今までの経験でも食物アレルギーの種類がかなり多いことで
給食やおやつにおいて、とても神経を使いました。

小麦、卵、鶏肉、じゃがいも、魚、えび、小麦・・・

特に卵アレルギーになると大変です。マヨネーズすらだめで
クッキーなども駄目、卵が駄目なら鶏肉も駄目だったり
特にこれからもっと増えると思います。

保育士としてこれから働く人は、特に最初の内に
一人一人の保護者との面談をしっかり時間をとって行うよう心がけて
ください。丁寧に聞いてもらえると保護者自身も

「うちの子のことをしっかりと考えてくれてる。知ろうとしてくれてる」
と、安心して保育園に預けることができるからです。

そして、少しでもおかしいな?と思うことがあれば必ず聞くこと!

子ども達だけではなく、保護者との信頼関係をしっかり築くことが
まずは保育士にとってとても大切なことです。

そして、親が安心している・・それは子ども達にとっても安心できることです。

それによって、アナタのこれからの園での一年の生活がどのようなものに
なるかが決まります。

保護者と共に子ども達を育てていく・・・その思いが大切だと私は思います。

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