男性保育士の役割

男性保育士さんを雇う上で園が求めるものはもしかしたら、
女性保育士さんよりも大きいかも知れません。

 

保育科の学校に通っていた時も私のクラスに5人の男子生徒が
いたのですが、保育園への就職の話をする際、就職担当の先生が
男子生徒たちに向け、こんなことを言いました。

「男子の保育園での就職は女子より難関である
現実をしっかりと理解しておくように」

今から就職活動しようと言う時にやる気をそぐことをなぜ、先生は言うんだろう?
そう思いました。

 

けれど、先生がそう言うには意味があったのです。
保育園側が男性保育者に対し向ける期待は確かにあります。

今まで女だけの考えの中でのみ行ってきた保育園が
男性の意見を入れることで、男性ならではの目線による
新しい保育の変化が生まれるかも知れません。

 

そして、子どもたちにとっても男性保育士さんは、
保育園での父親です。男性保育士さんを通して日頃仕事で
なかなか甘えることができない父親への欲求を遠慮なく
ぶつかっていくことができます。
それは女性保育士にはなかなか出来ないことです。

保育園側も男性保育士を雇うメリットがあること、
必要であることを知っています。

ですが、現実いざ保育士を雇おうと言う事になると
女性保育士以上の能力、メリットを考えてしまうのです。

 

男性保育士さんで苦手な人が多いピアノや絵を描くこと
それは、保育園の中で苦手だととても困ることです。

それらをカバーしてくれる何か他の特技、
例えばピアノは苦手だけどギターが弾けるとか
木工制作やサッカーを教えることが出来るなど

女性保育士とは違う何かを持っていれば
それは大きなセールスポイントになります。

 

しかし、女性保育士さんよりも出来ないことが多いとなると
保育園側は、園にとってメリットのある方を選びます。

男性保育士さんの就職が難関だということはその為です。

 

これから男性保育士として保育園に勤めたいと思っている人は
まず、自分のセールスポイントを見つけてみてください。

《学生時代、野球をやっていた》

《バンドをやっていた》

それで構いません。あなたが女性保育士さんに負けないものはなんですか?
男性として経験してきたことはなんですか?

 

これから保育園側が求めること・・それは、男性、女性保育士との
新しい保育の形態です。

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男性保育士について

保母さんという名称があったように

「育児は女の仕事!」と言う考えが色濃かった時代から
長い間、保育園は女だけの職場でした。

 

それが、少しずつ時代が流れ今では、
「育児に協力的な男子」をイクメンというように
男性の中で育児に対する意識が変わってきました。

「子どもと接する仕事がしたい!」と保育士資格を取る男性が生まれ
男性保育士さんを受け入れる保育園も少しずつ増えてきています。

男性保育士さんをもっと受け入れる園が増えると今後、保育園にとって
大きなプラスが広がると私は思います。

 

なぜなら、子ども達にとって保育園とは、1日の大部分を過ごす
もう1つの家庭です。そして、保育士は、子ども達のいわば
親代わり、お父さん、お母さんになります。

男性保育士のいる前まで、女性保育士だけでその役割を全て
担っていました。

そこに、男性保育士が園にいたとしたらどうでしょう?
お父さん代わりの保育士とお母さん代わりの保育士・・・

子ども達に園の中の両親ができあがります。

 

それは、園にとっても心強いことです。今まで女性だけの目線で気づかなかった
男性からのまた違った目線が保育の幅を広がる
かも知れないからです。

 

 

男性保育士の役割は何と言っても・・・

男性保育士の役割

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