保育士をやるメリットって?
長く保育士の仕事をやってきて、他の仕事にはない保育士ならではの
メリットをご紹介しますね。
「よかったなぁ~、なんだか得したなぁ~」と感じたことは
1年間を通して行われる行事〔イベント〕が
季節の移り変わりを他のどの仕事よりも身近に感じ、
触れ、楽しむことができるということです。
桜が咲く頃は出会いの季節である4月の入園式から始まり
鯉のぼり、母の日、父の日・・・と仕事をする上で
その四季の移ろいを園児とともに過ごす事ができます。
そして、6月10日の「時の記念日」というのは
私は園に勤めるようになって初めて知りました。
紙皿を使って時計を作って持って帰ったり
子どもの頃、家で家族とした時の気持ちを思い出し、楽しむことができるのは
他の職業ではなかなかないと思います。
忙しい日々の生活の中でもゆったりと季節を感じられるのは、
とても嬉しいことです。
これが、保育士としての1つのメリットではないかと
私は思います。
そして、保育士は、保育士以外の職業にも度々変身することができる
凄い職業なんですよ!
遠足や動物園などの園外保育の時は、バスガイドとなって一日子どもたちが
安心して、そして楽しめるように案内します。
特に夏祭りの時は、保育士もテキ屋に大変身です。
朝から金魚の卸売り業者に出向き≪金魚すくい≫に使う金魚を買いに行って
そのまま電車に乗る!
園に着いたら、≪ヨーヨーすくい≫の風船を膨らませたり・・・その日は
まるで出店の人です。そんな経験なかなかできませんよね。
運動会になると前日からテント張りやグランドの整備をし、当日は
運動会という大イベントを成功させようと奮闘するイベンテーターです。
私はその保育士の仕事を≪なんでも屋だ≫と表現しています。
子ども達のお母さん、お父さん代わりとなったり、時にはお姉さんだったり・・
そして、ついにはサンタクロースにまでなっちゃうんですから・・。
保育士の仕事には他の職業では経験できない体験がいっぱいです。
たった一つの職業でこれほどバラエティーのある変化を楽しめるのが
保育士の大きなメリット、何よりも得なこと、だと私は思います。
お父さんお母さんから子どもを預かって見るだけ・・なんてとんでもない!
保育士の仕事は、大変であるとともに沢山の素敵があります。
そして、子ども達のとびっきりな笑顔も
保育士としてのメリットですね。