保育士の給料・年収は?

保育士の給料は、短大、大学卒など最終学歴などで多少変わりますが
大体私の時でも1年目の初任給で13~17万ほど・・・

年収で言えばおよそ300万弱です。

一般的な社会人(大卒)の初任給が20万弱だと言われているのに対し、
保育士の給料は労働の割りにかなり少ない額だと思います。

 

 

労働の割りに・・と言うと、一般的な仕事をしている方の中には
あまり保育士の仕事が、どれほど肉体勝負で体力がいる大変な仕事なのか
ピンとこない方がほとんどだと思います。

 

実際、他の仕事をしている方達と食事をする機会があったのですが、職業を聞かれ
「保育士をしている」と答えると、中にはこんな事をおっしゃる人がいます。

「いいなぁ~子どもと一緒に昼寝できるんやろ?」 とか
「子どもと遊んでお金が貰えるっていいなぁ」

 

しかし、実際、保育士の仕事はかなり体力勝負です。
子どもを抱っこしたりおんぶしたりする事の多い保育士さんは腰を悪く人も多いんです。

日々の保育の仕事をしながら、一年を通し園には様々な行事(イベント)があります。
そのため、園でできなかったお遊戯に使う子ども達の衣装を作ったり
と、仕事を家に持ち帰りやることなどは本当にざらな事です。

 

 

男性保育士さんが増えたとは言え、まだまだ女性の多い職場なので
夏場の校庭へのプールの設置や運動会前日のテント張り、グランド作りなど
子ども達が帰った後に保育士が集まって作業をする光景はまさに
《体力がないとできない仕事!》でもあります。

 

けれど、いくら園のために残業しても、
会社勤めの人のようにその分、残業代が出るわけでもありません。

 

保育士さんの中には職場結婚で男性保育士さんと結婚した方も最近多く聞くのですが、
やはり「保育士の給料ではやっていけない」
私の友人のほとんどの男性は、結婚して一般の会社に就職する人が多いのが現実です。

 

 

これだけ体力的にも仕事内容もキツイわりに給料が安い。
それは保育士だけでなく、社会福祉施設に勤める介護士さんも同じことです。

少子化、高齢化社会と、これからますます社会福祉への必要性が高まる中
もう少しそこに勤める保育士、介護士さんの給料を見直してもらいたいと
そう思います。

 

「子どもが好きなだけでは続けられない」
そんな現状が保育士にはあるのです。

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